算命学 事始め

算命学は、中国に発祥した干支暦をもとに、年と月と日の干支を出して、人の運命を占う中国占星術、中国陰陽五行を土台とした運命学の一流派です。
算命学はもともと「三命総術※」といわれ、道教思想の三部門、哲理(老子哲学)、宗教(礼拝する神学)、神仙(自然哲学)のなかの神仙を主とし、医術、天文、暦術などを含んだ万象学から生まれたものです。
※)三命総術とは、天の気を受け、地の気を受け、人の気を受け、人の世に生きるという意味です。特に三国志の諸葛孔明の時代に花開き、この三命総術を軍略に用いて孔明は大活躍するのです。そしていつしか呼び名も算命学に変わっていったそうです。
算命学に基づいた軍略については、10年50年周期の運命学との絡みも含めて、おいおい整理していきます。

中国算命学は約5000年前に誕生し唐の時代に完成された学問であり、中国で算命という言葉は「運命を算出する」を意味しており、命理学全般を指す用語にあたります。
日本ではこれらの伝統を継承しながら生年月日の干支から人間の特性、運命を推し量ろうとする術を算命術として大成されてきました。
そもそも算命学には干支という60種の符号に置き換えた運命数があり、その運命数は各人の誕生日から導き出されます。
だから誕生のときに受けたエネルギーが時代の変化にどう関わり、どのように向き合うべきかを説いていく学問となっているのです。
しかし、どうも日本だと占星術のようなカテゴリーだけで括られがちなんですが、本来は軍略や東洋史観を踏まえた学問という成り立ちなのですよね。

とはいっても、やはりあなたの興味があるのは占星術の方ではないかなと思いますので、そのあたりも踏まえて整理していきたいと思います。

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