白洲次郎!日本のプリンシパルと呼ばれて!

今日(2月17日)は、日本のプリンシパルとも言われた白洲次郎氏の生誕113年目の日です。
日本の官僚、実業家。終戦連絡中央事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官、東北電力会長などいろいろな顔を持つ白洲氏ですが、連合国軍占領下の日本で吉田茂の側近として連合国軍最高司令官総司令部と渡り合う活躍をした人物として、ここ20年程の間に少しずつ再評価されてきています。

GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と言われ「われわれは戦争に負けたのであって、奴隷になったのではない」と言い放った白洲氏の言葉は、当時の日本の状況を勘案しても魅力あるものです。
プリンシパルとは、邦語訳すると原理・原則、要は「筋を通すこと」と捉えられますが、私は「ブレない」こと、人間としての軸なり核を持つ続けることだと考えます。

白洲氏のいろいろな資料を読むと、当時もそれ以降も散々叩かれ、非難やバッシングを浴び続けていたはずですが、それでも「世の中の人がすべて敵になっても、俺は自分の信念を信じる」という非常に強靭な自己、尊厳、自信というものを持ち合わせていた人物だということが推測できます。
自分の中で正しいと思ったことを貫いて生き続けることのできる強さこそが、私達が学ぶべき生き方ではないでしょうか。

白洲氏に代表されるような戦後の日本の誇りを、現代の私達はきちんと受け継げているのでしょうか?
今の日本を見て果たして白洲氏はどう思うのでしょう?

既にいない人物を美化しても埒はあきませんが、当時の人達の志の高さ、精神力、尊厳を持った凛々しい生き方は、今私達が生きていく上でプリンシパルとすべき大事なものであるはずです。
古人、古典から学ぶことは、まだまだ多々あるはずです。

現状に甘んじることなく、また日々の日常に流されて無為な生き方を選び続けるのではなく、誇り高き骨太の自分を見つける機会にして頂ければと思います。

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