『80’s radio』Genesis

”ジェネシス(Genesis)”は、ピーター・ガブリエル脱退後にリード・ボーカルを取るフィル・コリンズ(兼ドラマー)、トニー・バンクス(キーボード)、マイク・ラザフォード(ベース)からなるイギリスのロックバンド。
ピーター・ガブリエル在籍当時は叙情的・構築的なプログレッシブ・ロックバンドとして活動し、1980年代にはボーカルのフィル・コリンズの牽引によって世界的なポップバンドとして高い人気を誇った。

1978年、まるで3人になってしまったことを諧謔的に楽しんでいるかのような題名の『そして3人が残った』を発表し、過去最大級のヒットとなる。
この頃からフィル・コリンズのソロ活動も始まり、バンドもポップ化が進み、アメリカでの人気も増していくことになる。
1980年発表の『デューク』では失われつつあったプログレ的な要素を多く含み、遂に全英ナンバー・ワンを記録。
1981年の『アバカブ』ではアース・ウィンド&ファイアで有名なホーン・セクションを導入し、ブラックな楽曲で占められるようになり、1984年には『ジェネシス』、とチャート的にも作品的にも充実した時期を過ごす。
そんな中1986年、『インヴィジブル・タッチ』が世界的大ヒットとなり、アルバムのタイトル曲である「インヴィジブル・タッチ」はビルボード・シングル・チャートで全米ナンバー・ワン・ヒットとなった。
なお、バンドにとってこれは最初で最後の全米ナンバー・ワンとなった(その座を引き摺り下ろしたのは皮肉にも元メンバーのピーター・ガブリエルの「スレッジハンマー」だった)。
3人のソロ活動も順調で、1988年にはマイク・ラザフォード率いるマイク&ザ・メカニクスのシングル「リヴィング・イヤーズ」が全米ナンバー・ワンを獲得。
トニー・バンクスも自身のソロ作を発表。
バンドの看板となっていたコリンズのソロはヒットを連発、何曲もの全米ナンバー・ワン・ヒットを輩出し、ヒット・メーカーの名を欲しいままにしていた。
こうしてジェネシスはメンバーの活躍をも飛躍に活かし、プログレッシヴ・ロック・バンドとして最も成功したバンドとまで呼ばれるようになる。
1991年にはプログレ回帰したかのような長尺曲も含む『ウィ・キャント・ダンス』を発表、世界中で最大級のセールスを記録し、これまでの3人ジェネシスの活動を集約した。

アルバム「そして3人が残った」(…And Then There Were Three…)(1978年 全英3位、全米14位)
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シングル「Follow You Follow Me」(全英7位、全米23位)

アルバム「デューク」(Duke)(1980年 全英1位、全米11位)
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シングル「Turn It on Again」(全英8位、全米58位)

アルバム「アバカブ」(Abacab)(1981年 全英1位、全米7位)
B00S5JO44G
シングル「Abacab」(全英9位、全米26位)

アルバム「ジェネシス」(Genesis)(1984年 全英1位、全米9位)
B000002IGK
シングル「Mama」(全英4位、全米73位)


シングル「That’s All」(全英16位、全米6位)

アルバム「インヴィジブル・タッチ」(Invisible Touch)(1986年 全英1位、全米3位)
B001BDZI2U
シングル「Invisible Touch」(全英15位、全米1位)


シングル「Throwing It All Away」(全英22位、全米4位)

シングル「Land of Confusion」(全英14位、全米4位)

シングル「In Too Deep」(全英19位、全米3位)

シングル「Tonight, Tonight, Tonight」(全英18位、全米3位)

アルバム「ウィ・キャント・ダンス」(We Can’t Dance)(1991年 全英1位、全米4位)
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シングル「No Son of Mine」(全英6位、全米12位)


シングル「I Can’t Dance」(全英7位、全米7位)

シングル「Hold on My Heart」(全英16位、全米12位)

シングル「Jesus He Knows Me」(全英20位、全米23位)

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