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前回※）、手相には「生命線」「知能線」「感情線」「運命線」の「四大基本線」と呼ばれる線が存在するというお話しをしましたので、今回からはそれらを少しずつまとめていきましょう。
※）”[ 手相 ] (0) 手相はどちらの手でみるの？”
今回は、『感情線』についてです。

手相を見るための主要な線の1つ、感情線について説明していきましょう。手の平の一番上を横切っている掌線で、心の奥の感情や、人とのかかわり方を表しています。積極的か冷めているか、支配的か従順か、一目ぼれしやすいか、時間をかけて愛を育むタイプなのかが分かります。頭脳が感情を支配しているのか、感情を理性がおさえているかが感情線から分かります。
感情線の特徴

感情線の伸びる方向と長さは、その人の感情と情緒を表し、線の構造には心臓血管の情報が詰め込まれています。
強い感情線

感情線が深くてハッキリしている場合は、周囲の人に対して、優しくて寛大な気持ちを持っています。他の掌線よりも感情線が目立っている場合、他の面を支配していると言う場合もあります。際立ってハッキリしている場合は、後先を考えずに直情的に行動する傾向が見られます。
弱い感情線

感情線が掌線の中で一番薄かったり細かったり、鎖状が続いている、かすれているなどの場合は、感情移入に問題を感じ、疑いや不安によって人間関係に対して障害になります。人に感化されやすく、相手に安心を求める他力本願的なところがあります。

真っ直ぐな感情線

真っ直ぐな感情線を持つ人は、よく考えて相手と関係に臨みます。恋愛関係においても、急展開するのを避ける傾向があり、気のないそぶりを見せながら、恋愛関係になる前に、先に友情を育てることを選ぶ傾向があります。

カーブした感情線

カーブした感情線は、恋人に対して支配的な感情をむき出しにし、主導権を握りたがります。異性との出会いに対しては、誰よりも先に行動をとります。精力的で情熱的でもあり、親密な関係には身体の関係は不可欠と言う人です。

感情線の位置

感情線の位置が手の平の上にある人は、精神的な愛情を感じる人です。常に相手の配慮や支持を求め、情緒的な交流をします。

低い位置に感情線がある場合、理性で感情を調節する人で、思いやりのある接し方が出来る人です。
感情線の先端

感情線の起点は、ほとんど例外なく小指の下、水星指をさがったところから始まります。手の平を横切り、上向きに伸びますが、感情線がどこで終わっているかでその人の情緒がわかります。
人差し指の下

感情線が人差し指の下、木星丘の真ん中で終わっている感情線は、とてもロマンチストな相です。愛に対して夢を抱き、相手のことも現実離れな目線で眺めて理想化する傾向があります。現実に目を向けて相手が欠点もある平凡な人だと気づくと、幻滅し、裏切られたような感覚に陥ります。お互いが幻滅しないためにも、現実に目をむけることです。
人差し指まで

人差し指の付け根まで感情線が伸びている場合、愛情に対して完全主義的なところがあります。理想が高く、相手にもあれこれと条件をつけてしまいますが、1度この人と決めると、とても愛情が深く、忠実なパートナーになれます。

指の間

人差し指と中指の間まで感情線が伸びている場合、愛情深い人と言えるでしょう。それが恋人、家族、友人などでも、愛情を言葉で表すのではなく、何かをすることで愛情表現することを好みます。

まっすぐな感情線

親指に向って真っ直ぐに伸びている感情線の場合、働きすぎ、仕事中毒の傾向があり、愛情よりも仕事を優先する人です。家族や恋人と過ごす時間も大切にしなければいけません。

分岐

感情線の先端が分岐している場合、感情と頭脳の特質を併せ持ち、とても恵まれた感情線と言えます。分別があり、人柄も温かく、ロマンチストです。特に、先端が3つに分かれている場合、最も良い相で、感情線の良い面全てを兼ね備えています。論理と感情を結びつけて考えることができ、聞き手としてもとても思いやりがあり、共感することで相手を支えて行くことができます。
短い感情線

中指の辺りまでしか届かない短い感情線の場合、相手との親密な関係については、あまり責任を持ちたがらない傾向があります。楽しめればいいという感覚があり、相手との絆や長続きさせるという感覚を必要としません。その場限りの関係で十分という意識を持っています。