マーベル・コミックのヒーローが続々映画化され、その世界観は年々広がっていますが、実はこれら、マーベル・スタジオズが製作するスーパーヒーロー映画作品が共有する架空の世界「マーベル・シネマティック・ユニバース」(Marvel Cinematic Universe)で繋がっています。
そのため、原作では時代設定などがバラバラな上記の作品は、現在全て同じ世界という設定になっています。
従って、『インクレディブル・ハルク』の終盤に『アイアンマン』のトニー・スタークが現れたり、『キャプテン・アメリカ』のシールドやコスチュームを開発したのがハワード・スターク(トニー・スタークの親父)だったり、それぞれの映画にS.H.I.E.L.D.の長官・ニック・フューリーやブラック・ウィドウが登場したり、といった感じで、楽屋ネタを楽しめるのもアメコミ映画の楽しみの1つでもあります。
そんな「マーベル・シネマティック・ユニバース」のタイムラインを見ると、これまでの変遷や今後の広がりを伺うことができて、今からワクワクさせらせてしまいますよね。
では、ざっとその中身をピックアップしておきましょう。
【Phase One】
『アイアンマン』 (2008)
『インクレディブル・ハルク』 (2008)
『アイアンマン2』 (2010)
『マイティ・ソー』 (2011)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 (2011)
『アベンジャーズ』 (2012)
【Phase Two】
『アイアンマン3』 (2013)
『マイティ・ソー/ザ・ダーク・ワールド』 (2013)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ウインター・ソルジャー』 (2014)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 (2014)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 (2015) (7月4日 全国公開予定)
『アントマン』 (2015) (9月19日 全国公開予定)
以下は、来年以降の向こう4年程の映画化の計画です。
【Phase Three】
『キャプテン・アメリカ』Captain America: Civil War (2016)
Doctor Strange (2016)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』Guardians of the Galaxy 2 (2017)
『スパイダーマン』Spider-Man (2017)
『マイティ・ソー』Thor: Ragnarok (2017)
『アベンジャーズ』Avengers: Infinity War, Part I (2018)
Black Panther (2018)
Captain Marvel (2018)
Inhumans (2019)
『アベンジャーズ』Avengers: Infinity War, Part II (2019)
これ以外にもテレビシリーズ化されているものがあります。
【TV Series】
『エージェント・オブ・シールド』Agents of S.H.I.E.L.D.
・Season One (2013-2014)
・Season Two (2014-2015)
・Season Three (シーズン更新)
Marvel’s Agent Carter(『エージェント・オブ・シールド』のスピンオフ)
・Season One (2015)
・Season Two (シーズン更新)
「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界におけるそれぞれの映画間の関係性については、以下のような図もありますので参考にしてみてください。
日本でも、これまで過去に放送されたヒーローモノが21世紀に一同に会するような「ジャパン・キャラクター・ユニバース」を構想できたら、きっとマーベルやDCに負けない素晴らしい世界観が構築できることでしょうね。
アメコミ発のシリーズモノをお手本に、(著作権やら何やら障壁があるのは十分承知の上で)そろそろ日本発の広大なヒーローワールドを世界発信して貰えないかなあ。
もう”ゆるキャラ”だけに頼るのでなく、過去の遺産をしっかり活用する元気な企画だと思うんですけど、いかが?
『マイティ・ソー』
『マイティ・ソー/ザ・ダーク・ワールド』
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
『キャプテン・アメリカ/ザ・ウインター・ソルジャー』
『アベンジャーズ』
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
『アントマン』