2015年も既にその10分の一が過ぎ去ってしまいましたが、新年からの動向を踏まえて、今年の七大トレンドを整理しておきたいと思います。
既に立春も過ぎ、暦の上でも春!
今年はどんな年になるのかを、トレンドから考えてみるのもいいかもしれませんね。
まずは。
ドローン、いわゆる無人航空機ですね。
自動追尾して空撮するインテリジェントドローン「HEXO+」
ドローンは空の産業革命と言われていることもあり、法整備の問題さえクリアできれば、ますます市場性が高くなることは間違いないです。
インテリジェント・ドローンとして、アマゾンやグーグルもドローンでの配達計画に乗り出していますし、周囲の環境を学習して自己判断できるプログラミング開発も進むでしょうから、裾野は多岐に渡って広がるものとみています。
二つ目は、
人生における”2”という数字です。
消費においては手に入れやすいものと高級なものという相反する2つのもの。
格差も貧富という2極化を持っていますね。
生き方という点でも、寿命が延び、年金だけでは生活できなくなり、セカンドライフという点での第2の人生の在り方。
趣味や地域のボランティアといったものを通じて社会で新たな自分を発見するという、仕事と仕事以外の2つの人生が当然のように意識されるはずです。
他にも挙げればいろいろと出てきますが、この両極端とも対極いえるものが、私達の人生においてどうあるべきかが、今年のキーワードとなっていくと思われます。
三つ目は、
新たなクラウドファウンディングです。
クラウドファンディングとは | A-port 朝日新聞社のクラウドファンディングサイト
クラウドファウンディングというと、インターネット決済が浸透し、世界で数多くのクラウドファンディングサイトが生まれています。しかし、2011年の東日本大震災から4年が経ち、復興事業としての資金調達にも少し陰りがでてきているようです。
そんな中、出資者のリターンを形あるものとしていく、購入型というクラウドファウンディングの形態がでてきています。
日本では、まだまだ大きなうねりになっているとは言い難いクラウドファウンディングですが、新規ビジネスを立てていくためにも、あたりまえの仕組みとして、更なる浸透に期待します。
四つ目は、
ものづくりの加速です。
ここ数年で3Dプリンタがひとつのブームになっていますが、今年はこうしたものを具体的に活用して、より生活に浸透したものづくりやその周辺サービスが大きく拡大していくと思われます。
ニュースなどを見ていても、あっ、これは、という時代の先取りをしたものやそのアイデアの萌芽がたくさん出てきています。
ビジネスアイデア(15) 3Dデータの活用
2020年の東京オリンピックに向けて、大きな潮流が始まっている予感がありますね。
五つ目は、
SVPAs、いわゆるスマートな個人用仮想アシスタントです。
人間とコンピュータの関係性について、もしくはSiriあるいは個人用仮想アシスタント(VPA)の未来
例えばIPhoneの「Siri」が、予測機能を備えた自分の秘書アシスタントになるようなものです。
音声コマンドを受け、メールやアドレス帳、予定表などの情報から、必要なタスクを予想してくれるもので、既にAndroidの機能ではその萌芽が見え隠れしていますよね。
例えば、AndroidのAviateなどは、その試行錯誤がありますね。
米Yahoo!のコンテクスト型ホームアプリ「Aviate Launcher」正式版がリリース
アップルやグーグルは断続的に関連技術の買収を行っているので、今後生活や仕事を効率化するものがどんどん出てきそうです。
六つ目は、
プライバシーの保護とソーシャル決済についてです。
特にここ数年は世界的に大規模なデータ漏洩が相次いでいますし、個人情報の塊ともいえる携帯が過剰なまでに浸透していることから、セキュリティへの関心は日々高まる一方です。
対策がまだまだ後手後手となっている現状ではありますが、今年はそういった対策商品も多くでてくることでしょう。
セキュリティの敵は自分? スマホを安全に使うための5つのコツ
また、セキュリティと密着するのはソーシャル決済と呼ばれる、個人間で直接送金ができるサービスです。
すでにペイパルなどがアプリ展開していますし、SNSとしての機能も果たすようになってきており、銀行を介しての送金や決済の面倒さからくる負担は、今年大きく解決されるでしょう。
七つ目は、
日本のアイデンティティの見直し、古き良きものへの回帰と再発見です。
今年は戦後70年という区切りの年で、近隣諸国との関係も含め、見失われがちな日本のアイデンティティや良さを見直す時代になると感じています。
グローバル化の中で、日本の文化などを含めてその在り方に再び脚光が浴び、古き良きものへの再発見することで、これからの将来をどう生きていくかを考える機会が増えてくるでしょう。
対象は、ヒト、モノ、コト、多岐に渡り、日本発のホスピタリティ、精神性、おもてなし、心の癒しなどが改めて注目されるでしょう。
これは私の期待も込めて、ですが、国内での閉塞感や不安感がおかしな方向に舵を切らないように、ひとりひとりのアイデンティティや思考の確立が、ひとつのトレンドになって欲しいものです。
私のブログの中でもこういったものを主眼においた整理を少しずつですが進めていますので、参考にしてみてください。