数十億もの種類があるといわれている乳酸菌。
そもそも日本では1000種類くらいのヨーグルトが販売されていますが、その中でも整腸作用以外の効能を持った乳酸菌を発酵させて作った機能性ヨーグルトが、ここ数年注目を集めています。
ちなみに私たちの腸内環境は一人一人異なります。
元々乳酸菌は人の腸の中から取れたものを培養しているそうですが、そのため人によって自分の腸と相性のよい菌も人それぞれ。
そのため、乳酸菌は、複数の種類を摂った方がより効果的と言われています。
いろいろなヨーグルトを試して、自分にあった乳酸菌を見つけ、それを健康維持に活かすというのは、大切なことなんですね。
【LG21】
明治のLG21プロビオヨーグルトなどは爆発的なヒット商品になっていますが、これは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌の原因となるピロリ菌を抑制するOLL2716株という乳酸菌が入っているからです。
【OLL1073R-1乳酸菌】
明治のR-1ヨーグルトなども品薄の状態がずっと続いていますが、これはウイルスを防御したりかぜやインフルエンザにかかりにくくなる免疫機能を活性化するOLL1073R-1乳酸菌(ブルガリア菌)が入っているからです。
【PA3乳酸菌】
明治プロビオヨーグルトPA-3は、通風の原因となるプリン体を吸収し血清中尿酸値が低下する効果があるactobacillus(ラクトバチルス) gasseri(ガセリ) PA-3株という乳酸菌が入っているからです。
【LB81】
明治ブルガリアLB81ヨーグルトは、スプーン1杯で1億個以上の乳酸菌が入っているといわれていますが、これは整腸作用(善玉菌と悪玉菌の腸内バランスを整える)が強く、おなかの調子を良好に保つブルガリア菌とサーモフィラス菌の二種類の乳酸菌が使用された特定保健用食品です。
【ガセリ菌SP株・ビフィズス菌SP株】
雪印 メグミルクナチュレ恵は、小腸と大腸、ふたつの腸の役割を考えた内臓脂肪や皮下脂肪を減らし腸内環境を改善する効果が強いと言われる、小腸に常在して悪玉菌を抑えるガセリ菌SP株と大腸で善玉菌とされるビフィズス菌SP株という乳酸菌が入っているからです。
【ビフィズス菌SP株】
雪印 恵 megumi ビフィズス菌SP株カプセルヨーグルトは、ナチュレ恵と同じビフィズス菌SP株がカプセルに包まれていることから、ビフィズス菌が生きて腸まで届き、腸内環境の改善が見込めます。
【クレモリス菌・アセトバクター菌】
フジッコ カスピ海ヨーグルトは、免疫強化や血中コレステロールを下げる効果があるいわれるクレモリス菌FC株という乳酸菌が入っていますが、これが発酵中に作り出すEPSと呼ばれる成分が、独特のねばりを生み健康に役立つことが示されています。
【高生存ビフィズス菌BE80】
ダノン ビオヨーグルトは、他よりも整腸作用が大きいといわれる胃酸に強く、生きて腸まで届く高生存ビフィズス菌「BE80」という乳酸菌が入っていますが、そのため従来のヨーグルトよりも長く生き続け、生きたまま腸に届きます。
他にも数多くのヨーグルトが販売されていますが、それぞれ目的に合わせて購入したほうが良いですね。