22日(水)の夜から23日(木)未明にかけて「4月こと座流星群」が見頃を迎えます!
2015年は昨年にくらべ観測しやすい条件で、19日に新月を迎えていますので月明かりも問題なく、うまくいけば5~10個/時程度の流星が観測できるかもしれません。
流星群の活動がピークになるのは23日午前9時頃と予測されていますので、おそらくは23日の夜明け前がもっとも流星を見つけやすい時間帯となりそうです。
ちなみにこと座流星群は、毎年4月に観測できる流星群で、放射点が「こと座」をにあることから「4月こと座流星群」と呼ばれています。
こと座流星群の特徴としては、時折、突発的に流星数が増加したり、光の筋が残る、比較的速度の遅い流星が多いこともあげられます。
「こと座」は東北東~東の空にある星座ですので、20時頃から北東の空に見ることができます。
流星群の放射点は、こと座のベガの少し右側に位置あたり。
ちなみに「4月こと座流星群」は四方八方に飛ぶので、必ずしもその星座の近くに流れるとは限りません。
今宵は視点を広くもって観測されてはいかがでしょうか。
ところで流れ星といえば、消えてしまう前に3回願い事をとなえると叶うといわれていますが、それはそもそも天上界の神様が地上の様子を覗こうと天のフタを開けたとき、ひと筋もれ出てしまった光(=流れ星)のため、その光(=流れ星)が消えない(=神様が天のフタを閉じる前)に願い事をとなえると、神様に直接届くということからきているようです。
海外含め、どちらかという凶兆として捉えられてきた流れ星ですが、こんな逸話を聞くと何だか探すのも楽しくなってしまいますよね。
本来、咄嗟の際に願い事を3回もとなえるなんて難しいのですが、そもそもは言霊ともいわれているように、四六時中意識できているぐらいの強い夢や希望、願いであれば、そこに向かって日々切磋琢磨しているに違いないので、自ずと願いに向かって進んでいくことから、結果的に願いがかなう、とされているのかもしれません。
今宵は、少しロマンチックに星空を見上げてみてはいかがでしょうか。