「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀後半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第49弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀後半)】
◆長いお別れ チャンドラー 1954
◆ぼくはシュティラーではない フリッシュ 1954年
◆文学空間 ブランショ 1955年
◆ペドロ・パラモ ルルフォ 1955年
◆ロリータ ナボコフ 1955年
◆青白い火 ナボコフ 1962年
◆思い出よ、語れ ナボコフ
◆アーダ ナボコフ 1969年
◆神聖喜劇 大西巨人 1955年
◆昼顔 ケッセル 1955
◆悲しき熱帯 レヴィ=ストロース 1955年
◆野生の思考 レヴィ=ストロース 1962年
◆楢山節考 深沢七郎 1956年
◆貴婦人故郷に帰る デュレンマット 1956年
◆物理学者たち デュレンマット 1961年
◆ドクトル・ジバゴ パステルナーク 1956年
◆文明の生態史観 梅棹忠夫 1957年
◆エロティシズム バタイユ 1957
◆消しゴム ロブ=グリエ 1957年
◆路上 ケルアック 1957
◆文法の構造 チョムスキー 1957
◆肩をすくめるアトラス アイン・ランド 1957
◆部屋 ピンター 1957年
◆管理人 ピンター 1960年
◆料理昇降機 ピンター 1960年
◆モデラート・カンタービレ デュラス 1958年
◆山猫 トマージ・ディ・ランペドゥーサ 1958年
◆崩れゆく絆―アフリカの悲劇的叙事詩 アチェベ 1958年
◆構造人類学 クロード・レヴィ=ストロース 1958
◆夜明け (カイロ三部作) マフフーズ 1959年
◆ブリキの太鼓 グラス 1959年
◆物理と哲学 ハイゼンベルク 1959
◆短編集The Ugupu Bird ムロジェク 1959年
◆タンゴ ムロジェク 1964年
関連