ハードボイルドというと、現代風の時代背景の中で主人公が自分の生き方、主義を貫く行動、考え方を客観的に描く作風のジャンルとして扱われますが、個人的には、義と情が入り混じった生き様と不器用さとが巧みに描かれていることを含めたものが、広義の意味でのそれにあたります。
そういう観点で見ると、私にとっていわゆる時代小説というものは、まさに最もオーソドックスなハードボイルドモノとなります。
今回は、個人的切り口でみた時代モノのハードボイルド小説の中で、これまで読んでしたものを整理してみましょう。
【吉川英治】
多分時代小説、というものを最初に読んだのが宮本武蔵です。
もののふの道というか武士道といったものを、道理としてではなく感覚的に学んだ最初の書物でもあります。
三国志は、そもそも本来の三国志演義に比べると、相当に登場人物の設定や描き方は日本人好みに仕上げていることもあって、若い自分でも読んでいけてたのではないかと(今になれば)思い当たります。
[amazonjs asin=”4069350365″ locale=”JP” title=”宮本武蔵 全8冊 吉川英治歴史時代文庫”]
[amazonjs asin=”B008B5CGL2″ locale=”JP” title=”三国志 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)”]
[amazonjs asin=”B00K4D6J94″ locale=”JP” title=”鳴門秘帖 全6巻 吉川英治”]
【司馬遼太郎】
これは、10代前半の頃、20代、30代、40代とそれぞれ読んでいるのですが、読む年代によってその捉え方や印象が随分と異なる作品です。
おそらくは、その時点でおかれた状況に(無意識にでも)照らし合わせながら読んでいるせいなのだと思うのですが、出来れば50代、60代になって読んだときにどう感じるのかが楽しみな作品ではあります。
[amazonjs asin=”B003U2S5RU” locale=”JP” title=”竜馬がゆく (新装版) 文庫 全8巻 完結セット (文春文庫)”]
[amazonjs asin=”B003U2RWRE” locale=”JP” title=”坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152012″ locale=”JP” title=”梟の城 (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152349″ locale=”JP” title=”風神の門 (上) (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152357″ locale=”JP” title=”風神の門 (下) (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”B0046HA56W” locale=”JP” title=”燃えよ剣 全2巻 完結セット (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152047″ locale=”JP” title=”国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152055″ locale=”JP” title=”国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152063″ locale=”JP” title=”国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101152071″ locale=”JP” title=”国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”B00E2311S6″ locale=”JP” title=”花神 上・中・下巻 全3巻セット (新潮文庫) 文庫 by 司馬 遼太郎 文庫 by 司馬 遼太郎 文庫 by 司馬 遼太郎 文庫 by …”]
[amazonjs asin=”B00GCFK2DM” locale=”JP” title=”翔ぶが如く (新装版) 文庫 全10巻 完結セット (文春文庫)”]
【池波正太郎】
鬼平犯科帳は、20代から30代にかけて一通り全部読み漁りましたね。
テレビシリーズも結構観ながら、その違いを楽しんだりして。
[amazonjs asin=”4167142538″ locale=”JP” title=”鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)”]
[amazonjs asin=”4167142546″ locale=”JP” title=”鬼平犯科帳〈2〉 (文春文庫)”]
[amazonjs asin=”4167142554″ locale=”JP” title=”鬼平犯科帳〈3〉 (文春文庫)”]
[amazonjs asin=”4101157308″ locale=”JP” title=”剣客商売 新装版全21巻セット(第1巻~16巻、番外編・黒白上下・ないしょないしょ、包丁ごよみ、剣客商売読本)(新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101156123″ locale=”JP” title=”雲霧仁左衛門 (前編) (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4101156131″ locale=”JP” title=”雲霧仁左衛門 (後編) (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4041323215″ locale=”JP” title=”闇の狩人〈上〉 (角川文庫)”]
[amazonjs asin=”4101156085″ locale=”JP” title=”闇の狩人 (下巻) (新潮文庫)”]
【山岡荘八】
小学生の頃に、長い小説群として一番記憶にあるのが徳川家康です。
今にして思えば、よくこんなものを途中で投げ出さすに読んだものだと、我ながらに感心しますが。
[amazonjs asin=”B008ATBPAC” locale=”JP” title=”徳川家康 文庫 全26巻 完結セット (山岡荘八歴史文庫)”]
[amazonjs asin=”406195010X” locale=”JP” title=”織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)”]
[amazonjs asin=”4061950118″ locale=”JP” title=”織田信長(2) 桶狭間の巻 (山岡荘八歴史文庫 11)”]
[amazonjs asin=”4061950126″ locale=”JP” title=”織田信長 (3) 侵略怒濤の巻(山岡荘八歴史文庫 12)”]
【柴田錬三郎】
あまり作品としては読んでいないのですが、柴田錬というと私の中では眠狂四郎なんですよね。(っていつの時代の奴だって感じですが)
[amazonjs asin=”B00LL6HJ6K” locale=”JP” title=”眠狂四郎無頼控 1~6巻完結セット (新潮文庫)”]
[amazonjs asin=”4167900106″ locale=”JP” title=”真田幸村〈新装版〉 真田十勇士 (文春文庫)”]