冬の夜長には、ゆっくりと飲めるお酒がいいですね。
寒さが身に染み始めたこともあり、止まり木で長居が過ぎてしまいそうな師走の時期です。
そんな中、バーボンやラムをロックで飲むのもいいのですが、肝臓への配慮からたまには軽めのカクテルでもどうでしょう。
そんな今回は、トム・コリンズ。
ジン、レモンジュース、砂糖、氷をシェイクし、氷を入れたグラスに注いで炭酸水でステアしたらレモン・スライスやチェリーを飾るのが一般的な軽めのカクテル。
でも、ジンを多めでシェイクもステアもせずに、絞ったライム、砂糖、氷と共にグラスにそのまま入れてシャンパンで割り、ライムを添えて飲んで貰いたいな!
サリンジャーの小説「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」の主人公が来客にふるまった飲物は、確かトム・コリンズ。
「ノルウェイの森」でワタナベが緑と再会したバーで飲んでいたのはトム・コリンズ。
「レイジング・ブル」でデ・ニーロが飲んでいたのも確かトム・コリンズ。
「チャイナタウン」でフェイ・ダナウェイがレストランで注文していたのはライム入りのトムコリンズ。
「太陽がいっぱい」でたくさんジンベースのカクテルが出ていたけど、アラン・ドロンが口にしていたひとつにあったかなあ。
ま、軽めのお酒だからといって、酒量が増せば元も子もなくなるんですけど、ね。
今回は、こんなところで。