高校生の頃、ストーリー的にはあまり好みでなかったにも関わらず、何となくカッコつけて見に行ったのが「スローなブギにしてくれ！」です。
室田日出男が扮するマスターのバーの名前が「クイーン・エリザベス」で、同名のウィスキーがちょこちょこ出てきては大人びた気にさせてくれる映画でした。
で、自己破壊的な生き方を続けるムスタングの男こと山崎努が、こよなく愛したソルティ・ドッグ。
当時は「こんなおっさんには絶対ならないぞー」と思っていたのに、気付けばすっかりそういうオヤジの仲間入りです。^^）
ソルティ・ドッグが有名になったのは、おそらくはこの映画のおかげ。。。
作るのは簡単で、グラスの縁に食塩をつけて、ウォッカとグレープフルーツJと氷をいれてステアするだけ。
ほろ苦い味といいつつ、大人になって実際に飲んでみると随分爽やかな口当たりで、退廃的な映画とはちょっとイメージが違うなあ、と感じたものです。
南佳孝の主題歌も、今となっては随分懐かしくほろ苦い青い時代の思い出。
当時映画に出ていた古尾谷雅人や室田日出男、伊丹十三、鈴木ヒロミツ、浜村純、原田芳雄。
これらの俳優が皆いなくなって随分の月日が経ちました。
たまには青臭く、ソルティ・ドッグでも飲みに行こうかなあ。
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