ザ・ビートルズ(The Beatles)は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターから成る、ポピュラー・ミュージックの歴史を塗り替えたイギリス・リヴァプール出身のロックバンド。
1962年10月に「ラヴ・ミー・ドゥ/PSアイ・ラヴ・ユー」でデビューしてから1970年に解散。
活動期間中に公式発表された210曲のうち、オリジナル作品の圧倒的な数をジョンとポールが作曲している。
1965年8月の全米ツアーでは、NYシェア・スタジアム公演で5万6千人という当時の動員記録を作るが、ファンはビートルズの虚像だけを求めてただ絶叫するばかりで、サウンドは歓声に掻き消され、演奏は二の次。
1965年に作られた「ヘルプ」は、こうした矛盾に悩み苦しんでいた4人の潜在的な心の叫びでもあった。
1966年8月29日サンフランシスコ公演を最後にライヴ活動を停止し、スタジオ・ワークやアーティスティックな活動へシフトする。
この時期前後して発表された『ラバー・ソウル』(1965年)と『リボルバー』(1966年)という脱アイドルのアルバムを制作。
ライブ活動を完全に停止してからはレコーディングに専念し、ロック史に残る名作の誉れ高いアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の発表に至る。
1968年ビートルズのレコード・レーベル、アップル・ミュージック設立。
徐々に4人の音楽的方向性が違い始め、1968年のアルバム『ザ・ビートルズ』のセッションには、4人全員がそろわないことが多くなり、ソロとして活動することが多くなっていく。
1969年1月30日にアップルの屋上でビートルズとして最後のライブを行ない、さらに最後の結束を見せて後期の名作アルバム『アビイ・ロード』を制作する。
それ以前に録ってあった音源は フィル・スペクターの元に渡り、アルバムレット・イット・ビーとなり発表される。この作品を最後に1970年解散。
ビートルズの解散は、1970年4月10日に報道されたポールの脱退宣言で、公になった。
アルバム「Beatles VI 」(1965年 全米1位)
シングル「Eight Days a Week / I Don’t Want to Spoil the Party 」(全米1位)
シングル「Ticket to Ride / Yes It Is 」(全英1位、全米1位)
アルバム「Help!」(1965年 全英1位、全米1位)
シングル「Help! / I’m Down 」(全英1位、全米1位)
シングル「Yesterday / Act Naturally 」(全米1位)
アルバム「Rubber Soul」(1965年 全英1位、全米1位)
シングル「We Can Work It Out / Day Tripper 」(全英1位、全米1位)
アルバム「Yesterday and Today」(1966年 全英1位)
シングル「Nowhere Man / What Goes On 」(全米3位)
アルバム「Revolver」(1966年 全英1位、全米1位)
シングル「Paperback Writer / Rain 」(全英1位、全米1位)
アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」(1967年 全英1位、全米1位)
シングル「Penny Lane / Strawberry Fields Forever 」
シングル「All You Need Is Love / Baby, You’re a Rich Man 」(全英2位、全米1位)
アルバム「Magical Mystery Tour」(1967年 全英31位、全米1位)
シングル「Hello, Goodbye / I Am the Walrus 」(全英1位、全米1位)
アルバム「The Beatles (“White Album”)」(1968年 全英1位、全米1位)
シングル「Lady Madonna / The Inner Light 」(全英1位、全米4位)
シングル「Hey Jude / Revolution 」(全英1位、全米1位)
シングル「Ob-La-Di, Ob-La-Da / While My Guitar Gently Weeps 」
アルバム「Yellow Submarine」(1969年 全英3位、全米2位)
シングル「Yellow Submarine / Eleanor Rigby 」(全英1位、全米2位)
アルバム「Abbey Road」(1969年 全英1位、全米1位)
シングル「Get Back / Don’t Let Me Down 」(全英1位、全米1位)
シングル「The Ballad of John and Yoko / Old Brown Shoe 」(全英1位、全米8位)
シングル「Something / Come Together 」(全英4位、全米1位)
アルバム「Let It Be」(1970年 全英1位、全米1位)
シングル「Let It Be / You Know My Name (Look Up the Number) 」(全英2位、全米1位)
シングル「The Long and Winding Road / For You Blue」(全米1位)