ピンク・フロイド（Pink Floyd） は、サイケデリック・ロック・バンドとして、天才シド・バレット(G, Vo)を中心に結成されたイギリス出身のロックバンド。
サイケデリック・ロックやブルース、フォークなどを織り交ぜたオーソドックスなロックにけだるい叙情と幻想的なサウンドを醸し出させた音楽性、大掛かりな仕掛けとスペクタクルに富んだライブ、現代社会における人間疎外や政治問題をテーマにした文学的、哲学的な歌詞で世界的に人気を博した。
全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”プログレッシブ・ロックとしての芸術的な側面で評価を得ている。
’67年、2枚のシングルをヒットさせたあと、ファースト・アルバム『夜明けの口笛吹き』を発表後、シドは精神に不調をきたし、実質的にバンドを去る。
彼らの音楽が最高の形で実を結んだのが’73年の『狂気』。楽曲、演奏、精神、録音、すべての面において成功したアルバムは、全米No.1を獲得し、チャート内に741週とどまるという記録を打ち立て、これまでに5,000万枚以上と最も売れたロック・アルバムの1枚で、アメリカのビルボード200位以内に15年間チャート・インした。
’75年『炎～あなたがここにいてほしい』（2,300万枚）、’77年『Wish You Were Here』、’79年『ザ・ウォール』（3,000万枚）と傑作アルバムを発表。
’83年『ファイナル・カット』をリリース後実質的に活動停止。
’87年に『鬱』を発売、94年の『対（TSUI)』を最後にオリジナル作は発売されなかった。
アルバム「The Piper at the Gates of Dawn」（1967年 全英６位、全米１３１位）
シングル「See Emily Play / The Scarecrow」（全英６位、全米１３４位）
アルバム「The Dark Side of the Moon」（1973年 全英２位、全米１位）
シングル「Money / Any Colour You Like」（全米１３位）
アルバム「Wish You Were Here」（1975年 全英１位、全米１位）
アルバム「Animals」（1977年 全英２位、全米３位）
アルバム「The Wall」（1979 年 全英３位、全米１位）
シングル「Another Brick in the Wall (Part II) / One of My Turns」（全英１位、全米１位）
アルバム「The Final Cut」（1983年 全英１位、全米６位）
シングル「Not Now John / The Hero’s Return (Parts 1 and 2)」（全英３０位）
アルバム「A Momentary Lapse of Reason」（1987 年 全英３位、全米３位）
シングル「On the Turning Away / Run Like Hell (live version)」（全英５５位）
シングル「One Slip / Terminal Frost / The Dogs of War (live version)」（全英５０位）
アルバム「The Division Bell」（1994年 全英１位、全米１位）
シングル「Take It Back / Astronomy Domine (live version)」（全英２３位、全米７３位）
シングル「High Hopes / Keep Talking」（全英２６位）
シングル「Keep Talking / One of These Days” (live version)」（全英２６位）
アルバム「The Endless River」（2014 年 全英１位、全米３位）
