「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀後半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第46弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀後半)】
◆知覚の現象学 メルロ・ポンティ 1945年
◆開かれた社会とその敵 ポパー 1945年
◆菊と刀 ベネディクト 1945
◆タタール人の砂漠 ブッツァーティ 1945年
◆ウェルギリウスの死 ブロッホ 1945年
◆西洋哲学史 ラッセル 1945年
◆長くつ下のピッピ リンドグレーン 1945年
◆ブライヅヘッドふたたび イーヴリン・ウォー 1945
◆動物農場 オーウェル 1945
◆文化を転位させる ナーラーヤン 1945年
◆アンネの日記 アンネ・フランク 1946
◆その男ゾルバ カザンザキス 1946年
◆堕落論 坂口安吾 1946年
◆死霊 埴谷雄高 1946~95
◆復興期の精神 花田清輝 1946年
◆斜陽 太宰治 1947年
◆人生論ノート 三木清 1947
◆啓蒙の弁証法―哲学的断想 アドルノ&ホルクハイマー 1947年
◆夜と霧 フランクル 1947
◆活火山の下で ラウリー 1947
◆日々の泡 ヴィアン 1947
◆ブレストの乱暴者 ジュネ 1947
◆泥棒日記 ジュネ 1949
◆人間失格 太宰治 1948
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