ビジネスアイデアメモ→考え方の個人メモ:
今回は、ビジネスアイデアというよりは、考え方の個人メモです。
ご興味が無い方は、読み飛ばしください。
これは、仕事や学びに対する意識の在り方を、ホームとアウェイという切り口で考えてみます。
【ホームでいること】
これは、自分の得意な領域であったり、能力や強みが発揮し易い環境・地位・位置付けに自分を置いている状況を指します。
能力が発揮し易いということは、他者よりも常に優位なポジションを確保できるということですし、意識や能力の大半は、そのポジションを確保し続けることに大半の労力を割くことになります。
また、あえて苦労して新しい知識や能力を身につける必要性もないですし、蓄積してきた資産・財産の上に乗っかっているだけで、ある程度は楽に十分物事を動かせたり、仕事を回せたりすることができるということです。当然、そうした資産・財産を有効活用しながら横展開し、それらを相乗効果で効率的に結果を出していくのが正しいといわれていますし、ビジネススキル向上の類の雑誌や書籍にもそのテクニックを駆使する情報が氾濫しているような状況です。
こうした積み上げは経験やノウハウという言葉で表しますが、長期的スパンで見た場合、そこに安住する限りは、自分自身の将来や取り巻く環境に損失を与えることになる気がしています。
【アウェイに身を置くこと】
これは、場合によっては、絶え間ない勇気や努力、場合によっては良し悪しの波にもまれながらの先行きが明確でない日々を過ごすことになります。
知らないことばかりで自分には不利な材料ばかり、不慣れで場違いとも思える状況にあっては、短期的にみれば大した結果も残せません。
しかし、人が最も成長する機会を得るにも、ワクワク感や遣り甲斐、生き甲斐、働く意義を得るにも、最適な環境であることは確かなことです。
ホームにいるときには、自分が得意であったり強みであったりと認識していたものが、いざアウェイに我が身を放り込むと、それは単なる限られた世界での思い込みに過ぎないことに気付かされます。
つまり、ホームの中で現状に満足している状況を続けていると、自分の新しい可能性を見出すこともチャレンジすることもなく、長期的なスパンでみた場合には新しい能力や知見を身につける機会を失ったままになってしまうということなのです。
退路を断つということには非常にリスクや恐怖を伴いますが、自分の能力や強みが存分に使えない環境こそが、強制的に自らを成長させる唯一の手段ともいえるのです。
何も考えずに動いていると自分の勝手知ったる市場や環境の中だけで動いてしまいがちです。
が、これに停滞することによって起きる自分の将来の姿を想像しただけで、これではいけないと感じるのではないでしょうか。
それは、考え方ひとつで、将来の自分に対する投資ができる、ということです。
こうしたことを、人の一生になぞらえてみれば、府に落ちることがあります。
人は歳をとれば取るほど、能力の成長速度が落ちていきます。
それは、5歳までの爆発的な能力の成長には、今の私達は誰も勝てないことからも明確です。
人は生まれてから暫くは世界は未知で無限に感じる空間で、それに追いつくために、爆発的な速さで情報を吸収していきます。
しかし、ある程度のいい歳になってしまうと、人は知らない事よりも知っている事のほうが多いと誤解・誤認し、結果新しい事を吸収しなくなって(その必要がないと認識して)しまいます。
これって、成長しなくなるってことなんですよね。
というのも、自分の強みや能力に合った環境の中で長い間過ごすことになって、その世界が自分の生きるすべてになってしまい、そこでの仕組みや道理が理解できてしまうたために、生き方が楽になってしまうからです。
人には無限の可能性があり、それを終わり無き成長に繋げるためには、現状認識を全て書き換えるぐらいのショック療法が必要で、それが常にアウェイに身を置くことで実現できるのではないか、そんなことを思う訳です。