今日(2月3日)は、「福は内、鬼は外」の節分にして冬土用の明けですね。
節分は、季節を分けるという意味からもおわかりのように、各季節の始まりの日とされる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。
現在では、春の節分の折に恵方巻きや豆撒きの慣習が残っていますが、もともと4つの季節の節目を意識するため日として、古来から意識されてきたものです。
そして明日からは立春ということで、今日は大寒の最後の日ともなりますので、暦の上では寒さも今日がピークとなりますね。(ホント、明日からはぐっと暖かくなって欲しいなあ)
ちなみに土用は18日間続きますが、今日で終わりの冬土用は1月17日から始まっています。
※)土用についての詳しい説明は、”土用の入り!栄養・滋養をしっかり取りましょう!”を参考にしてください。
なお一年には二十四節気・五節句などの暦日がありますが、今日の節分は季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日として”雑節”と呼ばれています。
雑節と呼ばれるのは、次の9つなのですが、最近では日常の中であまり意識されることもなくなってきていますね。
・節分
・彼岸
・社日
・八十八夜
・入梅
・半夏生
・土用
・二百十日
・二百二十日
なお、近年流行っている恵方巻きの慣習ですが、元々は明日が一年の基点となる立春であることから来ています。
恵方と本命星に見る2015年の運勢は?
初詣は恵方参りで幸運と福を呼び込みにいきましょ!
本来節分の日に「厄落とし」「厄払い」の目的で「豆撒き」を行い、身も心もしっかりきれいになった(=厄を持ちこさない)状態で来年一年の福を祈ることから来ていると言われています。
12月31日から元旦にかけて、神社やお寺に初詣に行き、お炊き上げをして頂くのと併せて一年の計を立てる慣習と同じ、と捉えれば道理に適いますね。
ということで、年末年始はバタバタと忙しくて一年の目標も立てられなかったというあなた!
今日は「この一年はどんな年だったのかなあ」と振り返りながら、一年の目標を立て直してみてはいかがでしょうか。
改めて、良い一年でありますように。