1979年に公開され大ヒットとなった映画『エイリアン』。
リドリー・スコット監督やシガニー・ウィーバーを一躍有名にしたことでも知られていますが、四部作にまで至るこの映画でH.R.ギーガーの描く「エイリアン」のイメージがすっかり定着してしまいました。
結果、知らず知らずのうちに「エイリアン」といえば、エッグやフェイスハガー、チェストバスターなどまで鮮明に思い出せてしまう程、強烈なイメージを植え付けた感のある映画です。
そんな『エイリアン』の前日譚となる映画『プロメテウス』が、3年前の2012年6月、リドリー・スコット監督自身の手により世界各国で公開されました。
実際、映画の評判はイマイチでしたが、それもそのはず。
『エイリアン』と『プロメテウス』を繋ぐ説明が曖昧だったことに原因があったためです。
そんな『プロメテウス』の次回作ですが、満を持してリドリー・スコット監督は、プロメテウスシリーズは全4部作から成り、4作目でようやく『エイリアン』とつながることを明かしてくれました。
そんなプロメテウスシリーズの2作目は「Alien:Paradise Lost」になるという訳です。
※)このタイトル、イギリスの17世紀の詩人ジョン・ミルトンの著作「失楽園(原題:Paradise Lost)」にインスパイアされているらしい。
いやあ、何かずっともやもやしていた『プロメテウス』と『エイリアン』の世界との関係性は、ようやくはっきりしてきそうですし、リドリー・スコットといえば来年早々には新作の映画『オデッセイ』も公開になりそう(アメリカでは2015年10月2日公開)だし、今後はまた楽しみが増えそうですね。