デイヴィッド・フォスター(David Foster)は、カナダの音楽家、音楽プロデューサー、ソングライター、編曲家。
今までに15のグラミー賞を獲得した他、「カナダのグラミー」と呼ばれるジュノー賞を7回、映像関連のエミー賞を1回受賞している。また、映画のサウンドトラックも数多く手掛け、3度アカデミー賞にノミネートされている。
これまでプロデュースしたアーティストは、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、マドンナ、バーブラ・ストライサンド、セリーヌ・ディオン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ポール・アンカ、フランク・シナトラ、アース・ウインド&ファイアー、ボズ・スキャッグス、シカゴ、ロッド・スチュワート、チャカ・カーン、ナタリー・コール等など、数知れず。
79年にアース・ウインド&ファイアーへ提供した<アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン>が全米2位を記録し、グラミー賞最優秀R&Bソングに。
以降、ボズ・スキャッグスやアヴェレージ・ホワイト・バンド 、チューブスらをプロデュース。
<アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン>を共作したジェイ・グレイドンとは、“エアプレイ”というユニットを立ち上げ、日本のポップス・シーンに多大なるインパクトを与えている。
82年は、ジリ貧に喘いでいたシカゴをプロデュース。アルバム『シカゴ16』と<素直になれなくて>のヒットで彼らを救い、プロデューサーとしてのスタイタスを確立。後続2作もプロデュースを担い、84年度には初めてグラミー最優秀プロデューサーに選ばれた。
以後、チャカ・カーン、ケニー・ロギンス、ディオンヌ・ワーウィック、バ−ブラ・ストレイサンド、ポール・マッカートニー、松田聖子などを次々にプロデュース。
90年代に入ってからはプロデューサーとしての更なる飛躍を果たし、カナダでセリーヌ・ディオンを発掘したのを境に、ナタリー・コール『アンフォゲッタブル』、ホイットニー・ヒューストンが主演した『ボディガード』のサントラ盤が連続して大成功、特に後者は空前のヒットを記録し、94年度のグラミーを総舐めにした。
マドンナ、マイケル・ジャクソンからフランク・シナトラまで、大物を続々手掛けるだけでなく、老舗アトランティック・レコードの重役になって、その傘下に自身のレーベル143を立ち上げてからは、コアーズやジョーダン・ヒルなど、有望な新人発掘にもチャレンジしている。
アルバム「The Best of Me」(1984年)
シングル「The Best of Me (with Olivia Newton-John)」(全米80位)
アルバム「David Foster」(1986年)
シングル「Love Theme From St. Elmo’s Fire (For Just a Moment)」(全米15位)
アルバム「The Symphony Sessions」(1988年)
シングル「Winter Games (Can’t You Feel It)」(全米85位)