一時期の電動歯ブラシのブームの際には、全く見向きもしなかった電動歯ブラシ。
今年の春先から電動歯ブラシを使い始め、先日はとうとう音波歯ブラシを手に入れてしまいました。
これまでは”自分の歯ぐらい、ちゃんと自分で磨きなさい”なんてカッコはつけていたのはどこへやら。
やはり、歳と共に丈夫な歯ぐきにも陰りが見え始め、どうも人力で磨くとなるとなかなか時間がかかって仕方がない。
なにせせっかちな性分なために、時間がないときは気合入れて高速シャカシャカモードで磨くとなると、その負担は歯ぐきに直結。
ピッチピチの若い頃にはこんなことはなかったのになあ、なんて思いながら、二年後の齢五〇を前にして、もうそういう歳になってきたのかな、なんてひっそりと寂しさを感じていたものです。
で、”あー、これはいかん”とばかりに、二年程前のブームで購入したはいいけれど面倒くさくてそのまま放置していた電動歯ブラシを使い始めました。
と、どうでしょ。
まず、過度な磨きが減った分、歯ぐきへの負担がすっかり軽減。
強がっていた以前のセリフはどこへやら、すっかり電動歯ブラシ抱えた、歯磨き啓蒙者へと見事な転身です。
でも、二年も前の電動歯ブラシなんで、握りの太さと電池の持ちの悪さには次第に不満が膨らむばかり。
そこで、とうとう先日は、音波歯ブラシを購入してみました。
いやあ、電動歯ブラシにくらべて、この高速感！！
一番最初に使ってみたところ、口の中がくすぐったくて”もう堪りません！”って感じ。
でも、２，３度と使いこなして慣れてくると、意外や意外、もう音波歯ブラシが手放せなくなってしまっている自分に気付く始末。
”あー、オレも先端文明の奴隷だあ”なんって自虐ネタを自分にぶつけながら、今日もせっせと歯磨きを楽しんでいる訳です。
さすがにこの歳になると、歯は一生モノだということをひしひしと実感します。
子供達には”ホント、歯だけは大事にしろよ！”と言いながらも、歯磨きごときを今からこんなに楽させていいものかな、と思いつつ。
でも、歯は大切にしましょうね。
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