「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀後半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第50弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀後半)】
◆樅ノ木は残った 山本周五郎 1958

◆転向論 吉本隆明 1958年

◆共同幻想論 吉本隆明 1966

◆われらの時代 大江健三郎 1959年

◆万延元年のフットボール 大江健三郎 1967年

◆死の棘 島尾敏雄 1960年

◆眠れる美女 川端康成 1960

◆真理と方法 ガダマー 1960年

◆フランドルへの道 シモン 1960年

◆アレクサンドリア四重奏 ダレル 1960

◆全体性と無限 レヴィナス 1961年

◆ソラリスの陽のもとに レム 1961年

◆わが秘められた生涯 ダリ 1961年

◆原子理論と自然記述 ボーア 1961

◆生命の本質 C.H.ウォディントン(ワディントン) 1961

◆サイレンス ケージ 1961

◆小鳥たちのために ケージ 1976

◆経済学方法論 宇野弘蔵 1962年

◆沈黙の春 カーソン 1962

◆科学革命の構造 クーン 1962年

◆都会と犬ども バルガス・リョサ 1962

◆黄金のノート レッシング 1962年

◆グーテンベルグの銀河系 マクルーハン 1962年

◆メディア論 人間拡張の原理 マクルーハン 1964

◆公共性の構造転換 ハーバーマス 1962年

◆コミュニケーション行為の理論 ハーバーマス 1981

◆イワン・デニソヴィッチの一日 ソルジェニーツィン 1962年

◆ガン病棟 ソルジェニーツィン 1968年

◆第一圏にて ソルジェニーツィン 1969年

◆収容所群島 ソルジェニーツィン 1973

◆砂の女 安部公房 1962年

◆エロ事師たち 野坂昭如 1963年

◆竜馬がゆく 司馬遼太郎 1962~66年

◆坂の上の雲 司馬遼太郎 1969~72年

◆街道をゆく 司馬遼太郎 1971~96年


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