陰陽五行説 万象学って何?

万象学とは、4000年も前から中国で古くから伝わる学問で、”縦横の法”とも呼ばれており、自然現象と天体の動きから確立されています。
古代中国では、自然を「神」が創ったものと信じて「神」を崇拝するのではなく、自然界の法則に目を向けました。
そのため、主として陰陽五行説に十二支などを体系付け、森羅万象の根底に流れる天地自然を貫く法則を極め、人々の運を良くするための道を示し、その道を歩むための道案内としての役割を果たしてきています。
そもそも、あなたがご存じの四柱推命や九星気学といった占いも万象学の一部ですし、東洋系の占いの多くはこの万象学が元となっています。

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万象学では、地球上のすべてのものは自然界の「気」を受けて誕生し、生成、衰微、死滅すると考えています。「気」はある法則に従って天から地上を支配していて、それは私達の力ではどうすることもできないものです。
しかし、その法則に従えば最高のリラクゼーションを手に入れることができるという説を、万象学は生み出しました。
さらにその「気」は1種類ではなく、五行説の自然界は”木・火・土・金・水”という5つのタイプに分かれており、これをもって自然と人事の一切を解釈しようとする考え方です。
森羅万象は、天地・生死・男女・昼夜・太陽月といった具合に、物事はすべて陰陽説に起因しているという考え方です。
また、前後左右、春夏秋冬、東西南北といった整然と認められる四つの要素を基にしながら、前後左右や東西南北なら中央といったもう一つの中心的要素を加えた四元論的五元論から成り立っています。
これらの思想が、陰陽五行説として東洋における占いの基本形を形成してゆきました。
つまり、陰陽五行説が万象学のベースになっているという訳です。
詳しくは、陰陽五行とは?をご覧ください。

万象学では、十干(空間)と十二支(時間)の組み合せから、60通りの「干支」が生まれ、これこそが世の中を形成する「気」、すなわち私たちの人生を支配しているものと考えます。
また、全てのものは数からできているとし、宇宙の一切の事物は数であり、万物は数から成り立っていとさえ言えるのです。
つまりあらゆるものは数であらわせるとしました。
数は暦を創ります。
そのため、その影響をもっとも強く受ける、生まれた時の「気」を割り出すことによって、自分の宿命や運勢を知ることができる、という学問なのです。
これは今日に至るまで長きに渡り、占術、医学、政治、武術、宗教等あらゆる分野で応用されてきています。

参考:万象学計算
 このあたりの細かい解説は、後日説明させて頂きます。

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