二十日正月!19年ぶりに新年初の新月と重なる日に!

今日(1月20日)は、大寒でかつ二十日(はつか)正月にして2015年になってはじめての新月!
新年初の新月と二十日正月が重なるのは1996年以来のことです。
二十日正月とは、昔は正月の祝い納めとして仕事を休む物忌みの日だったそうで、この日をもって正月の行事は終了します。
この日の早朝には、正月にお迎えしていた神様方がそれぞれの居場所にお帰りになる日と考えられていたそうなので、まさに丁度今頃ゾロゾロとお帰りになられているのでしょうか、ね。

そもそも新月や満月は潮の満ち引きのピークにあたり、月の周期の中で何かを始めたり終えたりするのに良い日といわれています。
日本も1873年にグレゴリオ暦が導入されるまでは太陰太陽暦が使用されていましたが、そこでは月が見えない「朔」の日(=新月の日)が毎月の第一日目となっていました。
「朔」は”ついたち”と読みますがこれは「月立ち」が訛ったもので、三日目は「三日月」、十五日目は「十五夜」(=満月の日)といったものは、いずれも今は呼び名だけは残っていますよね。
一日目「朔」と十五日目「十五夜」は、太陽と月と地球が一列に並ぶ大潮で、この日は大気も大きく動くので風が強くなり、それによって人も(中でも特に女性は)心身ともに影響を受けやすくなる、ということなのです。
心が切り替わる区切りの日でもありますが、古来の人達はこうした自然の移り変わりを常に意識して生活されていたのだなあ、ということに今更ながらに気付かされます。

古来に倣って、今宵は正月の祝い納めとしますか。^^)

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