閏年(うるうどし、じゅねん)とは閏のある年で次回は来年(2016年)ですが、現行使われているグレゴリオ暦では西暦年数で4の倍数となる年のうち、100の倍数で400で割り切れないものを除いた年を閏年としています。
そもそも地球の公転周期が約365.2422日なので1年365日との差が生じてしまうことから、この帳尻あわせのため概ね4年に一度1年を366日とする年を設けていることから始まっているのですが、何故閏年と呼ぶのかご存知ですか?
うるう年の「閏」の字には「あまり」とか「余分」という意味があり、「潤(うるおう)」と「閏(うるう)」を書き間違えたといわれています。
「潤」の字には、余分な水分があり「うるおう」という意味ですが、閏年の「うるおう→うるう」ともじってつけられたそうなんです。
ちなみに閏年は英語で「leap year」ですが、「leap」の意味が跳ねる、飛躍するということなので、今度は何故leapなのかという疑問がでてきますよね。
これは、1年が365日で52週と1日であることから、通常は今年と翌年の同じ日だと曜日はひとつずつずれていくことにあります。
例えば今日(2015年2月28日)は土曜ですが、来年の今日(2016年2月28日)は日曜といった具合。
でも来年は閏年なので、再来年の今日(2017年2月28日)は月曜ではなく火曜となります。
つまり曜日がひとつ余分に進む、跳ぶことから曜日が跳ねる年(=leap year)というそうです。
※)閏年でない年は平年(common year)。普通ですね。
で、何故2月なのかといえば、かつてユリウス暦を使用していた古代ローマでは、Martius(後の3月)が年初でFebruarius(後の2月)が年末だったことから来ているそう。
そのため、最後の月である2月に1日を加えることになったのです。
ちなみにヨーロッパでは、閏年(=leap year)は女性から男性にプロポーズをして良い日とされています。
要は、今で言う日本のバレンタイン・デーに相当するものですね。
しかも昔のヨーロッパでは閏年に女性が男性にプロポーズして、それを断った男性には罰金が課せられる法律があったそうです。
女性が意を決してプロポーズをするのだから、それを断れば罰金ぐらい当たり前、とはさすがジェントルマンの国々の発想だな、と感心してしまいますね。^^)