「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀前半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第40弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀前半)】
◆或る女 有島武郎 1919年
◆古事記及び日本書紀の研究 津田左右吉 1919
◆日本改造法案大綱 北一輝 1919
◆古寺巡礼 和辻哲郎 1919
◆小僧の神様 志賀直哉 1920年
◆暗夜行路 志賀直哉 1937
◆職業としての学問 ウェーバー 1919年
◆経済と社会 ウェーバー 1921~22年
◆宗教と資本主義の興隆 トーニー 1920
◆チボー家の人々 デュ=ガール 1920~40
◆作者を探す六人の登場人物 ピランデッロ 1921
◆心理学的タイプ ユング 1921
◆冥途 内田百閒 1921年
◆旅順入城式 内田百閒 1925年
◆無脊椎のスペイン オルテガ・イ・ガセット 1921年
◆大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット 1930年
◆水と原生林のはざまで シュヴァイツァー 1921年
◆わが生活と思想より シュヴァイツァー 1931年
◆兵士シュヴェイクの冒険 ハシェク 1921-22年
◆政治神学 シュミット 1922年
◆論理哲学論考 ヴィトゲンシュタイン 1922年
◆ダブリンの市民 ジョイス 1914年
◆ユリシーズ ジョイス 1922年
◆フィネガンズウェイク ジョイス 1939年
◆荒地 荒地・ゲロンチョン T.S.エリオット 1922年
◆エリオット詩集 T.S.エリオット 20世紀
◆キャッツ T.S.エリオット 1939年
◆4つの四重奏 T.S.エリオット 1943年
◆カクテル・パーティ T.S.エリオット 1949年
◆我と汝 ブーバー 1923年
◆ゼーノの苦悶 ズヴェーヴォ 1923年
◆迷える夫人 ウィラ・キャザー 1923
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