「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀後半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第53弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀後半)】
◆第三の波 トフラー 1980
◆薔薇の名前 エーコ 1980
◆流れとよどみ 大森荘蔵 1981年
◆ホテル・ニューハンプシャー アーヴィング 1981
◆予告された殺人の記録 ガルシア=マルケス 1981
◆真夜中の子どもたち ラシュディ 1981年
◆悪魔の詩 ラシュディ 1988
◆ジェンダー イリイチ 1983
◆想像の共同体 アンダーソン 1983年
◆存在の耐えられない軽さ クンデラ 1984
◆侍女の物語 アトウッド 1985
◆ビラヴド--愛されし者 トニ・モリスン 1987年
◆大国の興亡 ケネディ 1988
◆ホーキング、宇宙を語る ホーキング 1988
◆ムーン・パレス オースター 1989
◆日の名残り カズオ・イシグロ 1989
◆悪童日記 クリストフ 1992
◆ローマ人の物語 塩野七生 1992~
◆ワイルド・スワン ユン・チアン 1993
◆白の闇 サラマーゴ 1995年
◆パウル・ツェラン全詩集 ツェラン 20世紀後半
◆美術の歩み ゴンブリッチ 20世紀
◆グレゲリーア ゴメス・デ・ラ・セルナ 20世紀
◆ファイズ詩集 ファイズ 20世紀
◆ベル・ジャー シルヴィア・プラス 20世紀後半
◆詩集 ロバート・ローウェル 20世紀後半
◆エンツェンスベルガー全詩集 エンツェンスベルガー 20世紀後半
◆詩集 田村隆一 20世紀後半
◆詩集 吉岡実 20世紀後半
◆アウステルリッツ ゼーバルト 2001
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