人々の心には、サンタクロースが生きている!
そう思わせてくれる、クリスマス恒例のサンタクロース追跡サイト「ノーラッド・サンタ・トラッカー」が今年も開設されました。
日本時間の12月24日午後4時からサンタの準備風景を視聴でき、さらにその後、何十億もの多くのプレゼントがどのようにして遠くまで運ばれるのか、そしてサンタが次にどの街に向かうのかを知ることができます。
発端は1995年に北米航空宇宙司令部(NORAD)にかかった小さな子供からの間違い電話。
「サンタさんは何処にいるのですか?」
その問い合わせに電話を受けたハリー・シャウプ大佐は、子供の夢を壊さないよう部下に命令してレーダー網を使ってサンタを探します。
それが伝統となり、毎年クリアマスイブになると北米航空宇宙指令部は世界中の子供達の為にサンタクロースの追跡を行っています。
サンタ追跡サイト「ノーラッド・サンタ・トラッカー」2014年も開設 その歴史は女の子の震え声から始まった。
でも、何十億もの多くのプレゼントがどのようにして遠くまで運ばれるのか、そしてサンタが次にどの街に向かうのかを一体どうやって知ることができるのでしょう?。
実は当日の12月24日、アメリカ宇宙司令部の防衛援護プログラム(DSP)の衛星システムが北極点から飛び立つサンタクロースと思われる未確認物体ルドルフ(トナカイ)をキャッチすると、カナダの軍用ジェット機が確認に飛び立ちます。
そしてアメリカ東部時間で12月24日の午前2時(日本時間では24日午後4時)から、世界各国でサンタの位置がこのウェブサイトで生中継される、という訳。
またサンタが接近していている国の子供達にはNOARDから事前に「早く寝るように!」と警告が発せられます。
年の瀬の慌ただしい時期ですが、こんなステキなイベントを家族と一緒に楽しんではいかがでしょうか。
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参考までに、過去のNORADやサンタに関する記事の日本語訳です。
【サンタクロースは本当にいるの?】
NORADの観測所の過去43年間の報告によれば、世界中の人々の心に、サンタクロースが生きていることがわかりました。
サンタクロースは、多くの名で呼ばれていますが、最初の記録によると、セントニコラスとなっています。歴史家によれば、、4世紀頃、現在のトルコ中東部に住んでいたキリスト教の神父セントニコラスが、サンタクロースの始まりだといわれています。
セントニコラスは、不幸な人々へプレゼントをするなどの親切な行いにより、世界中にその名が知れわたりました。彼は、よくプレゼントとして金をエントツから入れました。また、時には、だんろの側にほしてあるくつしたの中へいれました。
現在、私たちが知るサンタのイメージは、そして、その愛は、セントニコラスからきているのでしょう。確かに、サンタのプレゼントの送り方は、セントニコラスのそれと、非常によく似ています。彼らは、同一人物なのでしょうか?サンタクロースだけが、その真実を明かすことができます。
ライト兄弟がはじめて飛行機を飛ばすよりずっと以前に、サンタは世界中の家をより速く訪問する方法を見つけ出す必要があると感じていました。もしかするとサンタは、空をとべるトナカイが北極の近くに住んでいると聞いて、ふつうだったら信じがたいそんな動物を、探しに出かけたりもしたかもしれません。
もちろん、このトナカイについては、今もってミステリーです。しかし、私たちは、世界中にプレゼントを配る仕事を手伝ってもらうため、そのトナカイをつかまえる方法をサンタが見つけ出したことを知っています。それ以外は今も、すてきなミステリーのベールに包まれたままなのです。
【1897年、ニューヨークサン記者への手紙】
記者さんへ
私は、8才です。私の友達に「サンタクロースなんていない」という子がいます。パパに聞いたら、「もしサン新聞にサンタクロースは本当にいると書いてあれば、そのとおりだと思うよ。」といいました。だから、どうか本当のことを教えてください。サンタクロースは、本当にいるんですか?
バージニア・オハロン
バージニアへ
君の友達は、まちがっていますよ。その子たちはきっと、何でもうたがう、うたがい病にかかっているんだと思います。自分に見えるものだけしか信じない、自分に分からないことは、何でもうそだと思うんです。
あのね、バージニア、心というものは、大人でも子どもでも、あまりかわりません。みんな小さいものなんです。
人の知恵は、この限りない宇宙の中では、1匹の虫のようです。アリのような小さな存在なのです。その広く深い世界を知るには、世の中のすべてのことを理解し、知ることのできるような、深い知恵が必要なんです。そうです、バージニア、サンタクロースは、本当にいます。
この世に満ち溢れる愛や優しさや、信じる心があるように、毎日を美しく、楽しくしてくれるように、サンタは本当にいるのです。あなたもそれを知ってるでしょう。
もし、サンタクロースがいなかったら、この世はなんてさびしく、つまらないでしょう。もしあなたのような子どもがいなかったら、さびしくてしょうがないくらいさびしいでしょうね。
もしサンタクロースがいなかったら、がんばる力をつくってくれる、子どもらしい信じる心や、詩もロマンスもなくなってしまいます。
ただ目で見たり、手でさわって感じたりするだけで、よろこびがなくなってしまいます。子供時代に、きらきら光るひかりが消えて、まっくらになってしまいます。
サンタクロースを信じないですって!サンタクロースなんていない、と言うのは、妖精を信じないのと同じです。
クリスマスにパパにお願いして、誰かやとってもらい、町中のエントツをみはってもらったらどうでしょう。
サンタクロースがつかまるかもしれませんよ!でも、もしエントツからおりてくるサンタクロースが見えなかったとしても、それが何の証拠になるでしょう。サンタクロースを見た人はいません。
でもそれは、サンタクロースがいないという証明ではありません。この世の中で、一番確かなことは、子どもにも大人にも、見えないものなのです。
あなたは、芝生の上でダンスをしている妖精を見たことがありますか?もちろん、ないでしょう!でもそれは、妖精がいない、という証拠ではないのです。この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、全部作り事や想像したものだとは限らないのです。
赤ちゃんのガラガラを壊して、どうやって音が出るのか調べることはできます。でも、世界の目にみえないものをおおっているベールは、どんな力持ちでも、今までにいた一番の力持ちでも、やぶることができないのです。
ただ、信じる心や、詩、愛、そして、ロマンスだけが、カーテンを開き、その向こうにあるたとえようもなく美しいものや、よろこびを見せてくれるのです。
その美しいものやよろこびは、全部本当のものでしょうか?バージニア、これほど確かな、これほどわからないものは、この世の中には他にないのです。
サンタクロースがいないですって!
とんでもない。ありがたいことに、サンタクロースは、ちゃんといるんです。けっして死なないんですよ。
千年たっても、百万年たっても、子供たちの心をよろこばせつづけてくれるんです。