(50)火風鼎(かふうてい):䷱:鼎。元吉。亨。(天下に堂々と存在する時)

以前に、易経に最低限必要な解説を読み方を整理させて頂きましたので、今回から実際に易を占ってみた結果の六十四卦の個々の解説を行っておきたいと思います。
当たるも八卦、当たらぬも八卦 易経って何?
易経 本来の在り方を知ることが大事です。
干支から見る、2014年甲午から2015年乙未の解明・啓示

【【卦辞】】
 卦の全体的な意味の記述
 本卦の「卦辞」の解説は総合的な内容なので、7割程度ぐらいの比率で読んでいけば良いとされています。
 【本卦】
 爻辞は三爻となります。
 本卦なので、今の自分に対する答えとなります。

【【爻辞】】
 卦を構成している6本の爻位の意味の説明
 解説は3割ぐらいの比率で読んでいけば良いとされています。
 いずれにしても、二爻以上変ずるときは本卦の卦辞を見るのが妥当です。
 【之卦】
 爻辞は三爻となります。
 之卦なので、今後の展開を暗示する内容です。
 【互卦】
 互卦なので、現実を解決するひとつの手がかりや伏されている事情、介在するものや状態、内部事情、時間的な進捗状況を示すものです。
 【裏卦】
 爻辞は三爻となります。
 裏卦なので、裏に含まれている動きや生活し、隠されている本心を判断するものです。
 【賓卦】
 爻辞は四爻となります。
 賓卦ですので、物事を相手側から見た場合の状況を示すものです。

六十四卦を占う詳細については、以下を参考にしてください。
易経 実際に占う方法です
易経 実際に易を占ってみましょう。
その上で、占った結果については、以下も参照してみてください。
易経 六十四卦配列早見表!

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では今回は、『火風鼎』についてです。

【卦辞】
どっしりと安定しているということから、「かなえ」は政治や地位の安定、安泰を示す言葉として広く用いられています。
火風鼎の時には、バランスのよい三本足により安定を得られることから、安定のための協調性が求められます。
協力が成功のためのポイントとなる時、会社でいえば経営者、従業員、消費者間の調和がとれて順調なため、発展に大いに寄与することでしょう。
新しいもの、たとえば新しい意見、新しい人材などを加えて内容を改める時でもあります。
ただし、三角関係には要注意の時です。

1.協力し合って安定する時。
2.新しいものを取り入れる。
3.内容が改まる時。
4.煮炊きなど、料理や食べ物関係。
5.三角関係に注意。

【初爻】
役に立たないものは一掃し、古い問題は解決するべき時です。
まず、新しいものを取り入れる前に内部を整えることが大切です。

【二爻】
足手まといとなる者や事柄が身近に存在する時です。
身を堅固に守っていれば相手はこちらに近づくことはできません。
タカをくくらず、行動を慎むことです。

【三爻】
目当てのものを目前にして、やりすぎて失敗する時です。
火加減はほど良く、穏和なやり方に変更することです。
やがて雨が降って器を冷やすから悔いはなくなる状態となります。
最終的には、吉です。

【四爻】
基礎がひ弱なため重荷に耐えきれず、ひっくり返ってしまう時です。
実力をわきまえるべきです。
または右腕とする部下は慎重に選ぶことです。
あなたの考え方、進み方に問題点があります。
よく反省し、改めましょう。

【五爻】
今までの努力が報われる時です。
人の意見をよく聞くことです。
大変良い時です。

【上爻】
有終の美を飾れて運気盛んな時です。
人との協力を忘れず堅実路線で進むことです。
大変良い時です。
何事も順調にいきます。

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