サトウキビを原料にした蒸留酒といえばラム酒ですが、これはカリブ海諸国が発祥です。
私もバーにキープしているボトルは、一斉にラムに切り替えてしまい、今日はどれを飲もうかな、という日々。
ラム酒というと、個人的には香りや風味が強く感じられるゴールドかダークをロックで頂くのが好みなんですが、一般的に知られているのはハバナクラブ、ロンサカパ、キャプテンモルガン、バカルディ、パンペロあたりですよね。
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ところが、日本でも希少ではありますが、国産ラムが作られていることをご存知ですか?
ま、沖縄でもサトウキビは作られていますし、糖蜜や黒糖さえあれば原理としてはどこでも製造できるのは確か!
そもそも黒糖焼酎などはサトウキビが原料ですし、焼酎や泡盛といった製造を考えれば、実はラムは日本でも十分蒸留できる風土があるということなんですね。
ということで、そんな国産ラムを幾つか整理しておきましょう。
で、先も話題にした沖縄!
ここでは古酒の泡盛「くら」で知られているヘリオス酒造が製造しているホワイトラム「ヘリオスラム HELIOS RUM」。
更にこのホワイトラムを5年以上オーク樽で熟成させた「黒糖酒」もなかなかお奨めです。
更に、伊江島で近年製造され始めた「イエ ラム サンタマリア Ie Rum Santa Maria」がありますね。
で、ダントツにお奨めなのが、昨年フランスの「Rhum Fest Paris2014」でイノベーション部門賞、今年の4月にアメリカ「Miami Rum Renaissance Festival」でプレミアムホワイトラム部門の金賞を獲得した、滋賀県の「ナインリーブズ クリア NINE LEAVES CLEAR」。
同じ熟成ラムの「ナインリーブズ エンジェルズハーフ NINE LEAVES ANGELS HALF」もドイツやスペインの品評会で受賞しているのですが、なんと驚きなのがこの蒸留所が2013年設立という点でしょう。
高知県の菊水酒造も「セブンシーズ SEVEN SEAS」という、いいラム作ってます。
元々、黒糖酒「リョーマ」の流れを汲むらしく、最低3年以上熟成させたころのラムは、今年5月にリリースされたばかりの注目株です。
東京小笠原の「ボニン アイランズ ラム BONIN ISLANDS RUM」
埼玉の「ヨコスカラム YOKOSUKA RUM」
鹿児島県の徳之島で造られる「ルリカケス ラム RURIKAKES RUM」
といったところでしょうか。
機会があれば、一度ご賞味してみてください。