今日(11月23日)は小雪!”冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也”

今日(11月23日)は、二十四節気の中の小雪です!

”冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也”(暦便覧)

小雪とは、冷え込みが厳しく小雪がちらつきはじめる頃という意味です。
紅葉が名残惜しくはらはらと散り、北国から雪の便りが届き始める時節。
この頃から西高東低の冬型の気圧配置が多くなり、雪の季節を迎えます。

そろそろ雪の降る頃からと「雪待月」
ふわふわと空から漂うように落ちてくる雪を眺めつつ「雪見月」
冷え込んだ朝に、空中の水分が凍って霜になることから「霜月」
昔は、露が凍って霜になると信じられていたことからきている「露こもり月」

木枯らしの音に身をすくめながらも、厳しい寒さを迎える支度を整えていくこの頃ですが、古来はその厳しさを迎え入れる覚悟が、このような言葉からも感じられますね。
季節の定義が曖昧となり、それと共に日々の暮らしの折り目もぼんやりとしつつある現代ですが、それぞれの節目における覚悟というものは、一年を通して続けていきたいものです。

そんな中にあって、冷たい大地を柔らかく包み込む、光差す小春日和の日も大切にしたいものですね。
切なさや寂しさも増す季節となりますが、それらの想いもしっかりと受け止め、年末に向かう楽しみを見つけて参りましょう。
どうぞステキな日々をお過ごしください。

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