(35)火地晋(かちしん):䷢:晋。康侯用錫馬藩庶。晝日三接。(出世階段を勢いよく昇る時)

以前に、易経に最低限必要な解説を読み方を整理させて頂きましたので、今回から実際に易を占ってみた結果の六十四卦の個々の解説を行っておきたいと思います。
当たるも八卦、当たらぬも八卦 易経って何?
易経 本来の在り方を知ることが大事です。
干支から見る、2014年甲午から2015年乙未の解明・啓示

【【卦辞】】
 卦の全体的な意味の記述
 本卦の「卦辞」の解説は総合的な内容なので、7割程度ぐらいの比率で読んでいけば良いとされています。
 【本卦】
 爻辞は三爻となります。
 本卦なので、今の自分に対する答えとなります。

【【爻辞】】
 卦を構成している6本の爻位の意味の説明
 解説は3割ぐらいの比率で読んでいけば良いとされています。
 いずれにしても、二爻以上変ずるときは本卦の卦辞を見るのが妥当です。
 【之卦】
 爻辞は三爻となります。
 之卦なので、今後の展開を暗示する内容です。
 【互卦】
 互卦なので、現実を解決するひとつの手がかりや伏されている事情、介在するものや状態、内部事情、時間的な進捗状況を示すものです。
 【裏卦】
 爻辞は三爻となります。
 裏卦なので、裏に含まれている動きや生活し、隠されている本心を判断するものです。
 【賓卦】
 爻辞は四爻となります。
 賓卦ですので、物事を相手側から見た場合の状況を示すものです。

六十四卦を占う詳細については、以下を参考にしてください。
易経 実際に占う方法です
易経 実際に易を占ってみましょう。
その上で、占った結果については、以下も参照してみてください。
易経 六十四卦配列早見表!

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では今回は、『火地晋』についてです。

【卦辞】
この卦は、地の上に太陽(火)が昇った姿で,真昼の卦です。
そして、太陽がますます中天に昇り進むことから、やる気満々、運気も地位も活力を得て勢いよく上昇する時です。
火地晋の時は前途が明るく、すべてトントン拍子に進む時で、やりがいも大いに感じられて得意の時です。
この勢いに乗じて積極的に打って出ましょう。

1.運気が上昇する時。
2.積極的に動く時。
3.調子にのりすぎると危険。
4.火難、文書、印鑑の取り扱いに注意。
5.昼の卦。

【初爻】
妨害がある時ですが、焦らず心を大きく持って、チャンスが訪れる日を待つことです。
進もうとしても進めない時期、小休止といったところです。
誠意を認められなくても、ゆったり構えていれば、問題はありません。
変わらずに初志を貫けば、吉です。

【二爻】
目上の人や上司に気に入られて引き立てが得られるか、または諦めかけていたところに思いがけない幸せが転がり込むような時です。
進もうとしても心配で進めない時期ですが、最後まで投げ出さないことです。
祖母から大きな福を授かるでしょう。
毅然として初志を貫けば、吉です。

【三爻】
周囲の人々があなたのことを認めて信任してくれます。
支持と協力を得て発展する気運です。
仲間から信用を得る時期でもあります。
選挙などには当選するでしょう。
大変良い時です。

【四爻】
欲にかられて動き、不正や腐敗の渦中に置かれる時です。
欲を捨てて退き、身の安全を図ることです。
あなたの考え方、進み方に問題点があります、よく反省し、改めましょう。

【五爻】
目先の損得に構わず押しの一手で進むと成功するでしょう。
障害に屈したり、高嶺の花とハナから諦めないことです。
なにも悔いることはありません。
何事も順調にいく、大変良い時です。
進めば吉です。

【上爻】
これ以上間口を拡げてはならない時です。
あなたが上司ならば、部下に厳しすぎて反感を持たれている可能性があります。
心を広く持って冷静に対処しましょう。
危ういけれども、吉です。

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